2016年3月13日日曜日

Waking Life

リチャード・リンクレーターのWaking Lifeを見ていたら、その内容が今朝、まどろみながら見た夢とリンクした。

夢の中で街を歩いていたら、額がうっすら熱くなって脳がフワッと開く感じがした。その後、とても満たされた気持ちになる。全身麻酔をしたときの気分に近かった。

「あ、これはいいな」
と思うんだけど、これを受け入れたらもう元の自分には戻れない、という恐怖があった。

踏み出す勇気がでないまま、固まっていたら目が覚めた。

映画の中で、「すべての人は神からの誘いを断り続けるんだ」という話があった。「違う、今じゃない」と。
だけどいつかは誰もが「はい」と頷く日が来るという。

生きている誰もが、「違う、今じゃない」という選択をしているんだと思ってみると、途端に胸が苦しいような愛おしい気持ちになった。

意思をもって生きていくことの愛らしさ。